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生きてる英語に触れなければなかなか会話は上達しない。そう思い、学生時代に複数の英会話教室に通った。当然といえば当然なのだが、それまで教室で習っていた英語とは違っていた。 例えば、大学入試用に覚えたイディオムをネイティブ・スピーカー相手に使ってみる。 が、反応がどうもおかしい。実際の会話では少々ニュアンスが違うようだ。また、someとanyの用例、a lot ofとmanyの使い方、といった教科書で学んだ文法内容とネイティブ・スピーカーの説明が、やや異なるのだ。毎回、目からウロコが落ちるような気分だった。 さらに、イギリス英語の教室とアメリカ英語の教室では、同じ英語であっても違うことを実感した。前者で、自己紹介の際、マンションの2階に住んでいるという意味で「the first floor」を使った。当然全く問題なし。しかし、後日、後者でうっかり「the first floor」と言ってしまった。そうしたら講師が怪訝な顔をしている。「君は階段を利用して1階の部屋に入る、と言ってるけど、どんなマンションの構造なの?」と聞き返された。「アッ」と思ったときにはもう手遅れ。実に赤面ものの間違いでした。 そんな失敗を繰り返しながらも、これまで学習してきた英語をより生の英語に近づけるという意味では、英会話教室での経験は貴重なものであった。 |